2018年1月14日日曜日

2018年01月14日 第2主日礼拝 輝く生涯

招詞
わがたましいよ。【主】をほめたたえよ。わが神、【主】よ。あなたはまことに偉大な方。あなたは尊厳と威光を身にまとっておられます。                 詩篇104篇1節

聖書箇所
ルカの福音書 2章36~38節

説教
輝く生涯 田口勇新牧師
MP3音声ファイル

言(こと)ローグ/221 詩篇(マズモル)

 「幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。 まことに、その人は【主】の教えを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。」
                                    詩篇1篇1~2節

 礼拝における詩篇朗読の伝統について考えましょう。詩篇(マズモル)は、モーセ五書(トーラー)と対照的です。一番の違いは、トーラーが神から人への啓示を教えているのに対して、詩篇は、人から神へ応答(祈り・讃美)であるということです。詩篇は、ユダヤ人会堂(シナゴグ)でも読まれ、初代教会に引き継がれていきました。
 ルターは、詩篇を愛読し、大学でも好んで講義しました。理由として、詩篇の中に「キリストの意味が明瞭に語られている」ことを確信していたためでした。
 詩篇を朗読する伝統が、詩篇が編さんされた旧約の時代から現代に至るまで、礼拝の中で、常に受け継がれてきたということは驚くべきことです。
 上の詩篇も、現代の私たちの霊的な指標として十分に適用できるものです。それゆえ、私たちは、2500年以上もの間、継承されてきた詩篇を、日々味わいながら、色あせることのないダビデや詩篇作者の霊性というものを再発見したいと思います。
                         (銘形「詩篇ア・ラ・カルト」より引用)